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意外と知らないピーポーの・・・ヒ ミ ツ

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ピーポーピーポー

日本人ならば、もしくは長く日本に住んでいる方ならば、この音を聞いたら「救急車だ!」となりますよね。今回は救急車が緊急走行中に鳴らしているアノ音に関する話題をお届けします。

おそらく日本人の数パーセントしか知らないと思われる情報ですから、知っていれば鼻高々に・・・なれるかもしれません。

 

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こちらは鎌ケ谷総合病院の救急車、日産自動車の高規格救急車パラメディックです。フロントは初代エルグランド、リアはキャラバンの特別な車両で、車内にはストレッチャーや酸素・吸引器はもちろん、直流除細動器(dc defibrillator)、人工呼吸器など様々な機材を搭載しています。エンジンはなんとフェアレディZにも搭載されていたパワフルな3.5リットルV6 エンジン!そして悪路も安心のオールモード4×4(4WD)!と、あまり関係な話はまたの機会に。

さて、この救急車には運転席や助手席側にも様々な装置や計器が備わっています。中でも出番が多いのはこちらのボタン。

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お気づきでしょうか?

わからない?

ならばもう少しズームインしてみましょう。

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まさかの直球勝負、まさかのピーポーボタン。

このピーポーボタンを押すと、赤色灯がピカピカ光ってお馴染みの「ピーポー」音が鳴るというわけです。

「ピーポー鳴らすにはピーポーボタンを押す!」

以上、今回は意外と知らない、知られていない医療の小ネタをお伝えしました。

 

因みにピーポーボタンの左側にある「サイレン」はピーポー音よりもうるさいウ~~ウ~という音で、交差点進入時など周囲に「救急車が通りますよ!」と強烈にアピールしたいときに使っています。

当院の救急車は医療イベントなどでも展示・搭乗体験、そしてちょっとだけピーポー体験も行っておりますので、機会があったら是非触ってみてくださいね!

 

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花粉症などのアレルギーに対する免疫療法『舌下免疫療法(SLIT)』

今回は内科部長の清水浩一先生が、花粉症などのアレルギーに対する免疫療法「舌下免疫療法」について、詳しく解説します。

 

スギ花粉の季節になると、スギ花粉症の症状に悩む方が多くいらっしゃいます。スギ花粉症の有病率は全国で20%を超えると報告され、IgEという免疫グロブリンが肥満細胞や好塩基球に結合し、アレルギー惹起物質(じゃっきぶっしつ)であるヒスタミンなどの生理活性物質が放出される事で「血管内皮細胞」「平滑筋」などに働き、「浮腫」「掻痒感(そうようかん/かゆみのこと)」「咳」」などの症状が現れます。IgEが関与する即時型過敏反応をI型アレルギー反応といい、花粉症などのアレルギー性鼻炎、蕁麻疹(じんましん)、結膜炎、気管支喘息アトピー性皮膚炎などの疾患が現れます。多くの場合、それらの治療には抗ヒスタミン剤が使われ、数か月間で症状が消えた場合は、これらの対症療法でやり過ごせばよいのですが、ハウスダストやダニなどの1年中存在する抗原(アレルゲン)に感作されている場合は薬を飲み続ける必要もでてきます。

この厄介なアレルギー疾患に対しては、微量のアレルゲンを継続投与し、身体が反応しないように慣れさせる「脱感作療法」という治療方法があります。その中でも、舌の下にごく微量のアレルゲンを投与する「舌下免疫療法(SLIT)」は、注射によるアレルゲンの投与に比べて安全、効果的、在宅治療が可能であることが明らかになり、日本でもスギやダニに対するアレルギー性疾患に対して抗原特異的免疫耐性を誘導し、アレルギーにかかりにくい身体を作る方法が開発され、2014年にスギ花粉、2015年にダニアレルギーに対する舌下免疫療法が保険適用となりました。

 

舌下免疫療法の方法

舌下免疫療法は名前の通り「舌の下」に定められた時間治療薬を置いて吸収させ、その後飲み込みます。徐々に体質を変え、アレルギーの原因物質に対する免疫反応をやわらげる治療法であるため即効性は無く、まずは2年間は様子を見る事になります。

 

舌下免疫療法が作用する仕組み

舌下免疫療法の効果が現れてくる仕組みは下記などが知られています。

1.制御性T細胞(過剰な免疫反応を抑える細胞)が活性化する

2.アレルギー反応を抑える1型ヘルパーT細胞が増加する

3.アレルギー反応を促進する抗原特異的な2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)の増加を抑える

4.IgEとアレルゲンの結合を妨げる抗原特異的なIgG4/IgA抗体生産が増加する

話は変わりますが、アレルギー発症に係わる2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)の活性化は喘息などのアレルギー性疾患のみならず、腹部大動脈瘤等の発生の仕組みにも関わっている可能性があり、今後の臨床研究の成果が期待されています。

 

鎌ケ谷総合病院でも適応がある方には舌下免疫療法を行っておりますので、お困りの方はお気軽に私の外来までお越し下さい。

・鎌ケ谷総合病院 清水浩一 内科部

<外来担当表はこちらでご確認下さい>

www.kamagaya-hp.jp

<論文引用>

1.KShimizu,ATVB26:987-94,2006

2.KShimizu,JCI114:300-308,2004

 

 

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