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腎結石・尿管結石の治療~体外衝撃波結石破砕術(ESWL)~

今回は『痛い』『つらい』と有名な尿管結石の治療方法の一つ体外衝撃波結石破砕術(ESWL)について解説しますので、健康管理の参考として頂ければ幸いです。

 

◆尿路?尿管?尿道

腎臓、腎盂、尿管、膀胱、尿道までの尿が通る道のことを総称して『尿路』と言います。そして、主に腎臓で形成されるシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムなどの結晶『結石』が尿路のいずれかに存在する状態を『尿路結石』と言います。

この結石が存在する場所によって『腎結石(腎杯結石/腎盂結石)』『尿管結石』『膀胱結石』『尿道結石』などの診断名がつくのです。

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◆腎結石と尿管結石の代表的な症状と検査

尿路結石の症状は、結石が存在する部位によって異なります。腎臓内部に結石が生じる『腎結石』の場合は血尿が出る場合もありますが、痛み等の自覚症状は殆どありません。しかし、結石が尿管まで下って尿管につまる『尿管結石』では、脇腹から背中にかけて激しい痛みや吐き気、血尿などの症状が現れます。いずれの場合もエコー(超音波)検査や、レントゲン・CT検査を行い、結石の場所と大きさを調べます。

 

◆体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

検査の結果、結石が概ね5mm以下の場合は自然に排尿されるのを待ちますが、結石が大きく、早急に対処する必要がある場合は結石を細かく破砕する治療を行います。この治療には、内視鏡を用いたもの等もありますが、今回は鎌ケ谷総合病院でも行っている『体外衝撃波結石破砕術』を用いた治療方法を紹介します。

体外衝撃波結石破砕術は読んで字のごとく、体の外から衝撃波を浴びせて結石を破砕する治療方法です。英語にするとExtracorporeal Shock Wave Lithotripsyとなり、略して『ESWL』とも呼ばれます。

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↑治療を受ける患者さまはこの台に寝て頂きます。

 

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↑この装置の重要部分はこちら。それぞれ見てみましょう。

 

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 ↑装置の上部にあるのは『透視装置』。ここからX線を照射する事で体内を透視し、結石の位置を正確に割り出すと供に衝撃波の焦点を合わせます。

 

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 ↑ベッドには衝撃波を発生する装置が埋め込まれています。透視装置で結石の位置と衝撃派の焦点を合わせたら、次の画像のように結石に対して衝撃波を浴びせることで結石を細かく破砕します。細かく破砕された結石は尿と供に体外に排出されます。

 

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1回の治療に要する時間は結石の場所と大きさによって異なりますが、概ね1時間程度。その間に3000~4500回ほど結石に対して衝撃波を照射します。

 

◆体外衝撃波結石破砕術(ESWL)の特長

体外衝撃波結石破砕術には次のような特徴があります。

・お腹を切開する必要がない。

・治療に伴う痛みが殆どない。

・尿路結石であれば場所を問わず治療が出来る。

・入院期間が短くて済む。

・術後の後遺症が殆どない。

入院期間は患者様の状態によって異なりますが、概ね1泊2日。1回の治療で結石を破砕しきれない場合は複数回に分けて処置を行います。

 

さて、今回は腎結石・尿管結石の治療方法の一例を紹介しましたが如何だったでしょうか。私たち鎌ケ谷総合病院もそうですが、皆さんの周りには多くの医療機関と医療スタッフが多様な治療と情報発信を行っていますので、それらを上手に活用して健康を守りましょう!

 

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鎌ケ谷総合病院 泌尿器科

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