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上手な医療機関の使い方その2~セカンドオピニオンと紹介受診の違い~

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セカンドオピニオン』という言葉が普及してどのくらいの時間が経ったでしょうか。当院を受診される患者さまやご家族さまからも、セカンドオピニオンに関するご相談を頂く機会も増えてきました。中でも多いのは「所謂紹介受診の事をセカンドオピニオンだと思っていた」「セカンドオピニオンが高額になるとは思っていなかった」というものです。

そこで、今回はセカンドオピニオンと紹介受診の違い、そしてセカンドオピニオンを受ける方法を解説しますので、今後の病気治療の参考にして頂ければ幸いです。

 

セカンドオピニオン?紹介?◆

冒頭で「紹介受診の事をセカンドオピニオンだと思っていた」という相談が多いと書きましたが、「セカンドオピニオン」と「紹介受診(転院)」を混同している方が意外と多いようです。確かに治療中の医療機関から離れて別の医療機関を受診する~というところは同じなのですが、それ以外は全く異なります。まずは「セカンドオピニオン」と「紹介受診」の違いをみてみましょう。

 

 紹介受診とは>

診察の結果「他の医療機関でより専門的な治療や検査が必要だと判断した場合」「手術や入院加療がひと段落し、後は最寄りのかかりつけ医で日々のチェックをして頂く場合」「引っ越しなどの事情で他の医療機関に転院する場合」などでは、これまでの治療経過を記した診療情報提供書(紹介状)を発行して別の医療機関患者さまの治療を引き継ぐことになります。これが所謂「紹介受診(転院)」です。 

 

セカンドオピニオンとは>

ではセカンドオピニオンとは何か?医学書院 医学大辞典第2版では、次のように解説されています。

セカンドオピニオン[英]second opinion 患者が、現在かかっている医療機関から提供されている医療行為(治療法のみならず、主治医の診断も含まれる)に疑問を感じ、納得のために別の第2の医療機関を受診して求める意見。

つまり、主治医以外の医師に助言を求めること(相談すること)をセカンドオピニオンというわけですね。あくまで相談であって、治療を引き継ぐことが目的ではありません

「立場が異なる主治医以外の医師」に現在受診中の医療機関で受けている治療や診断に関する相談をすることで「治療の比較」「より適している治療を患者さまご自身が選択する切っ掛け」「患者さまが病気や病気治療への理解を深められる」といったメリットがあるとされています。

  

◆気を付けたいこと◆

繰り返しになりますが、セカンドオピニオンはあくまで立場が異なる医師の意見を聞く『相談』であって「治療を引き継ぐ」わけではありません。治療を引き継ぐことを前提としていないため、セカンドオピニオン後は元の医療機関に戻って治療を継続する事が前提となります。

セカンドオピニオンを受けた医療機関に転院を希望される場合は、改めて元の医療機関を受診するなどして診療情報提供書や付随する検査結果等の発行手続き発行し、その上で転院先のルールに則って手続きをする必要があります。

 また、セカンドオピニオンは健康保険の適用外となるため、医療機関ごとに設定された費用を支払うことになります。多くの場合、通常の診療よりも高額になる場合が殆どです。費用や時間設定は医療機関によって異なるため、事前によく確認しましょう!

 

 

セカンドオピニオンまでの流れ◆

「紹介受診」「セカンドオピニオン」の違いはお分かり頂けたでしょうか?次はセカンドオピニオンまでの大まかな流れを解説します。

 

その①何を聞きたいのか、目的を整理する>

セカンドオピニオンを利用する際は「現在の治療に関する疑問」「他の治療方法は無いのか」「現在の治療が妥当なのか」・・・など「何を知りたいのか」をしっかりと整理しましょう。主治医と相談するのも手です。

 

<その②セカンドオピニオンを行っている医療機関を探す・手続きの確認>

セカンドオピニオンの目的が決まったら、次は希望する医療機関セカンドオピニオンの受入れを行っているか』『手続きの方法』を調べましょう。

「えっ?」と思われるかもしれませんが、全ての医療機関セカンドオピニオンを行っているわけではありません。また、セカンドオピニオンを行っていたとしても『特定の診療科』『特定の疾患』にのみ対応している場合も多々ありますので、まずはセカンドオピニオンを希望する医療機関に直接問合せるか、病院の公式サイトで次の事柄を調べましょう。

セカンドオピニオンを受け入れているか

・時間と費用

・必要な手続き

・必要書類(申請書や検査データなど)

特に申込方法については「患者さまご自身が申込み手続きを行う場合」「病院間での手続きが必要な場合」とがあるので、間違いの無いよう確認しましょう。また、患者さま本人が入院中で移動が困難など、やむを得ぬ事情で本人以外の方がセカンドオピニオンを希望される場合は、必ずそのことも伝えて対応可否を確認しましょう。

 

<その③手続きを行う>

現在受診中の医療機関の窓口か主治医に『セカンドオピニオンを希望している』旨を伝え、必要書類を揃えましょう。セカンドオピニオンは病院間の手続きが必要だとされた場合は、その旨を担当者に伝えて対応を求めて下さい。

必要書類が揃ったら、セカンドオピニオンを受ける医療機関に連絡して手続きをしましょう。

 

 <その④カンドオピニオン当日>

 何れかの方法でお手続きが完了したら、予約日にセカンドオピニオンを受ける医療機関を訪れましょう。その際は当日必要とされた書類を忘れずに持参して下さい。後は聞きたい事を忘れてしまわないように要点をまとめたノート等もあると良いかもしれません。

 

<その⑤セカンドオピニオン後>

セカンドオピニオンを受けた結果、元の医療機関で治療を継続する場合は基本的に特段の手続きは必用ありません。

ただし、何れかの医療機関への転院を希望される場合は、それぞれの医療機関が定める方法で転院のお手続きを行う事になりますので、主治医に希望を伝えて対応を求めましょう。

 

こんなところでしょうか。 医療に関わる事柄は小難しいことや面倒なものばかり・・・と思わずに、上手に使って病気治療を行いましょう!

 

 

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