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上手な医療機関の使い方その3~紹介状ってなに?~

 今回は「紹介状」についてをざっくりと解説しますので、受診の際に参考として頂ければ幸いです。・・・ざっくりと言わずにしっかりと解説しろという声がどこからか聞こえてきますが、そうすると医療連携にまで話題が波及してかなりの分量になってしまうため、今回は紹介状に的を絞って簡潔にお伝えしようと思います(`・ω・´)f:id:kamagayageneralhospital:20180328150531j:plain

紹介状って何?

紹介状」という言葉の響きからすると「口利きをするための手紙」という印象を受けるかもしれませんが、実際は患者さまが他の医療機関に治療を引き継いだり、検査を依頼するために必要な情報を記した大切な書類で、正しくは診療情報提供書といいます。

診療情報提供書には患者さまの病名や検査結果、これまでの治療経過、お薬の情報などの診療を行う上で必須となる患者さまの情報が詰まっているため、情報の改竄や破損を防ぐために封をした封筒に入れられた状態で渡されます。

中には「自分の物なんだから開けてもいいでしょ!」「どう扱ったって私の勝手でしょ!」と仰る方もおられますが、診療情報提供書はそもそも紹介元の医師が紹介先の医師に宛てたものです。そして治療に係わる重要な情報が記されているので、それらの改竄や破損による医療事故や不正を防ぐためにも、開封することなく紹介先医療機関に提出して下さい

 

どんな時に紹介するの?

紹介状=診療情報提供書である事、その内容は今後の治療に係わる重要なものであることはご理解頂けたと思いますので、次はどのような時に患者さまを紹介するのかという話題に移ります。患者さまを他の医療機関に紹介する理由は様々ですが、代表的なものは次の5つでしょうか。

①紹介元医療機関では対応が困難な治療を依頼するとき。

②紹介元医療機関では取り扱いの無い検査を依頼するとき。

③総合病院や大学病院などの急性期や専門的な治療を行う医療機関での治療が終わり、クリニックや紹介元医療機関などに日々の健康管理を依頼するとき。

④出先の事故や急病で搬送された遠方の医療機関から地元の医療機関に転院するとき。

⑤転居や通院困難などの理由で他の医療機関に依頼するとき。

 

一口に病院・クリニックと言ってもその役割は様々で、緊急性の高い疾患を主に扱う急性期病院や、急性期を脱した後の慢性期の方の治療やリハビリを主に扱う慢性期病院をはじめ、特定の疾患に特化した病院から透析や検診専門病院などがあります。そして同じような規模や性質の病院であっても、保有している医療機器や所属する医師ら医療スタッフも異なります。多様な医療機関が互いが支え合うことで限られた医療資源を有効に利用し、病気や怪我で苦しむ患者さまに医療を提供しています。紹介や診療情報提供書はそれらを繋ぎ、支える大切なものというわけですね。

 

診療情報提供書(紹介状)をもらったらどうすれば?

診療情報提供書をもらったら紹介先の医療機関の公式ウェブサイトや電話で受付手順や受付時間などをしっかりと確認し、その上で紹介先医療機関を訪れましょう

 

紹介受診とセカンドオピニオンは違うの?

紹介状についてはこんなところでしょうか。蛇足かもしれませんが、ご質問やご意見を頂く事の多い「紹介での受診」と「セカンドオピニオン」についても簡潔にまとめてみました。

・紹介での受診とセカンドオピニオンは別もの。

・紹介での受診は「他の医療機関に治療を引き継ぐこと」で保険診療となる。

セカンドオピニオンは「立場が異なる医師の意見を聞くこと」で基本的に自費となる。

セカンドオピニオンは治療を引き継ぐわけではないため、セカンドピニオン後は元の医療機関に戻って治療を継続するか、改めて転院の手続きを行う。

こちらのエントリーでセカンドオピニオンと紹介の違いを解説しておりますので、参考にして下さい。

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