鎌ケ谷総合病院 公式ブログ 病院ニュースや医療情報をお届け!

鎌ケ谷総合病院(千葉県鎌ケ谷市)の公式ブログです。イベント情報から医療マメ知識まで色々発信中です

神経難病の今を知り、学ぶ「第15回ALS自立支援東葛ネットワーク会議・神経難病研究会」を開催しました

秋晴れとなった2019年11月3日、運動神経系が障害されることで、日常生活で当たり前のように行っている様々な動作(話す、掴む、立つなどの全て)を行うための筋肉が徐々に痩せてしまい、意識ははっきりしているのに体だけが動かせなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)をはじめとした神経難病を取り巻く様々な事柄を学び、治療や療養生活に活かすことを目的とした学術フォーラム「第15回ALS自立支援東葛ネットワーク会議・神経難病研究会~原点、そして未来へ~」を開催しました。

f:id:kamagayageneralhospital:20191105101045j:plain

今回が15回目の開催となる同会は、当院の神経難病医療センター湯浅龍彦センター長が国立国際医療研究センター国府台病院在籍中に発足。現在は鎌ケ谷総合病院に活動の場を移して継続しており、神経難病に関わる患者さまやご家族をはじめ、医療機関福祉施設、ALS協会、行政、研究機関、企業などが参加。

f:id:kamagayageneralhospital:20191105111548j:plain

連休中にも関わらず当日は130名を超える参加者が一同に会しました。

f:id:kamagayageneralhospital:20191105100146j:plain

最新の呼吸器やロボットスーツなど神経難病の在宅療養や医療機関でのリハビリ等で活用される機器の展示も盛況でした。

代表を務める湯浅龍彦センター長(鎌ケ谷総合病院神経難病医療センター)、井上和人鎌ケ谷総合病院長の挨拶ではじまった同会は、千葉県内に甚大な被害をもたらした台風後の難病医療支援やALS患者の心理、長年ALS患者の夫を支える家族の報告、神経難病における口腔ケアや誤嚥防止手術、リハビリなど5セッション11演題を発表。

f:id:kamagayageneralhospital:20191105111706j:plain

湯浅龍彦センター長は長年の治療と研究を通じて共に歩んだ患者さまの在り方をテーマに「人は魂で生きる」を講演。当院からは歯科口腔外科の星健太郎部長が「口腔ケアセンターの役割:つなげる一口からたべること、在宅と病院と」、頭頸部外科の浅井昌大部長と鈴木智医長が「当院における神経難病の誤嚥防止手術の現状」を講演しました。

また、特別講演には日本のALS研究の第一人者である新潟大学脳研究所神経内科の小野寺理(おのでらおさむ)教授が登壇し、ALSの症状は何故起こるかについて大変貴重なお話しを頂きました。

鎌ケ谷総合病院神経難病医療センターは、今後もALSをはじめとした神経難病と共に生きる患者さまにやさしく、より良い治療と生活を送れる社会を目指して様々な取り組みを行って参ります。